近視と乱視(目の病気・症状の基礎知識)

近視と乱視(目の病気・症状の基礎知識)

TOPページ 目の病気と構造 > 近視と乱視

 

近視と乱視

近視と乱視~世界中がぼやけてる

 外国のイラストでステレオタイプな日本人を表すときに必ず描かれるのがメガネ姿。メガネをかけている日本人は多いというイメージがあるのかもしれません。暗いところで本を読んでいたり、机の電気をつけずに宿題をやっていたりすると「目が悪くなるから電気をつけなさい」といわれませんでしたか? ところでなぜ近視になるのでしょうか。

 近視とは屈折異常の一種で、網膜よりも手前で光が焦点を結んでしまうため物がぼやけてしまう状態を指します。はっきりした原因は分かりませんが、主にそれと思われる原因には1.成長に伴う屈折状態の変化、2.遺伝によるもの、3.環境によるものがあげられます。ではそれぞれの原因について簡単に説明していきましょう。

1.成長に伴う屈折状態の変化

 生まれてから20歳頃まで眼球は成長し続けており、屈折角度は誰でも近視の方向(網膜の手前で焦点が合う)に向かっています。

つまり誰でも近視になる可能性があるのですが、メガネが必要な人と裸眼でいい人に分かれるのは何故でしょうか。

ここでポイントになるのが遠視の存在です。

遠視の状態は子どもの頃、誰しも持っています。

子どもの頃に適度な強度の遠視を持っていると、近視が進行することで帳尻があってきます。

しかし遠視の程度が弱いと成長に伴い近視が進行すると正視を通り越してしまい、近視となりメガネによる矯正が必要になるのです。

2.遺伝によるもの

 近視の遺伝率は90%近くといわれ、近年の研究では関連する遺伝子の特定にも成功しています。

しかし角膜や水晶体の屈折力など、近視の直接的な原因と考えられる症状は環境による後天的な影響も関与していると考えられていて、必ずしも遺伝的要因だけとは限りません。

この分野に関しては現在も研究が続けられており、今後の研究の成果によっては近視の後天的要因だけでも予め排除することができると期待されています。

3.環境によるもの

 読書やテレビゲーム、パソコンなど近くを見る作業を長時間続けていると目は常に近くにピントを合わせるため目が疲れ、近視に近い状態(仮性近視)になっています。

これを頻繁に繰り返すと仮性近視が進行してしまい、メガネなどによる矯正を必要とする近視になってしまいます。

仮性近視の状態であれば点眼薬で目の緊張をほぐし、仮性近視の状態を解消し、正視の状態に戻すことができます。

近視の原因のうち、環境だけは自分で排除できるものです。こまめに目の休憩時間をとりましょうね。

スポンサードリンク

ページトップへ↑